電通大夜間主卒→協力隊スーダン→秋田大医学部学士編入という少し変わった進路を歩んできた人のブログ

注:本ブログはほとんど更新されないので、情報も古いままです。また、提供できる情報も多くならないと思います。。。(←とは言いながらも一応書類選考の書類を載せました。)私の場合、お受験が素人なので、相当苦しんで受験しました。その際、色々な人に助けてもらいました。その恩返しの意味も込めて、私の情報も誰かの力になれば!そう思ってます。おそらく私では何かと力不足だとは思いますが、それでももっと何か聞きたい、知りたいという方がいらっしゃれば、tomo0215あっとまーくlive.jpまで(←意外と連絡を頂いてます。)

医学部学士編入体験記

日本の国立医学部の学士編入は誰にでも簡単にはオススメできません。でももしかすると、本気でチャレンジしようと思うけど、私のように予算不足や情報不足に悩んでいる方もいるのでは思っており、そのような方々のお力に少しでもなればとの思いで書いてます。

 

スーダンから2016年10月に帰国後、2016年12月頃から2017年12月頃まで医学部学士編入に挑戦しておりました。予算に限りがあったため、KALSという予備校はフルセットで活用はできませんでしたが、一部のビデオ教材とテキスト等を使いました。その予備校向けに書いた合格体験記をそのままコピペします。(←怠け者ですみません。)

 

26歳男性、国立大学法人 電気通信大学 電気通信学部 量子物質工学科(夜間主)を2014年3月に卒業。2014年10月から青年海外協力隊員としてスーダンに2年間赴任。2016年10月に帰国後、12月頃より受験勉強開始。

 

  • はじめに

数ある体験記の中から、目を留めていただき、ありがとうございます。まず、この体験記は私の個人的な意見や経験であり、みなさまに当てはまらないことが、多々あることをご了承ください。私の特徴としては、受験が素人、お金がない、でも気合いと体力はある、そんな受験者だったと思います。ですので、学士受験に多い高学歴で金銭的に余裕のある方々の参考にはならないと思います。(以後字数節約のために、可能な限りですます調を省きます。)

 

  • 医学部編入、学士編入に至るまでの経歴

東京都の私立高校普通科に推薦で入学。高校卒業後は、国立大でも授業料が半額で経済的な負担が少なく、実家から近く、研究や就職で評判の高かった上記の大学の夜間コースに2009年4月に入学。在学中は休学や長期休みを利用し、とにかく海外へ。この経験が基となり、2014年3月に学部卒業後、新卒で青年海外協力隊(スーダン、コミュニティ開発職)に参加。2014年10月〜2016年10月の2年間、スーダンでの様々な経験から、将来は医師として医療活動したいと思い、医学部編入を決意。(具体的な理由は後述)

 

  • 2017年の受験先と受験結果

1年でも早く入学したいと思い、無謀にも5月から受けられるところを受け続けた。実質2科目(生命科学と英語)と、自分のスーダンの経歴(書類審査がある大学など)で勝負できる学士編入一択で挑んだ。琉球、滋賀医科、愛媛、弘前は物化があったが、無謀にも挑んでしまった。もちろん筆記の手応えは無く、経験値はついたものの、時間とお金の無駄に終わった気もした。

 

 

受験校

書類審査

筆記試験

面接

終結

琉球大学

なし

 

 

鹿児島大学(後期)

なし

 

 

滋賀医科大学

なし

 

 

岡山大学

◯(TOEFL提出)

☓(同日)

☓(同日)

愛媛大学

なし

 

 

長崎大学

なし

 

 

鳥取大学

なし

金沢大学

◯(TOEFL提出)

大分大学

 

 

鹿児島大学(前期)

なし

 

 

秋田大学 

◯追加合格

弘前大学

なし

◯ 

 

 

  • 受験の予算などについて

東京都の実家暮らしで、アルバイト収入が約5万円/月、貯金約200万円の中から、予備校費(約50万円)、受験費用(約70万円、交通費宿泊費等込み)、日々の食費(←実家暮らしだが、食費は自分で出していた)で、受験を乗り越える必要があった。そのため、受験期は1円でも節約すべく、沖縄や九州地方以外(飛行機を利用)は基本的に夜行バス、カプセルホテルやゲストハウスを利用した。友人からは「それで本番大丈夫なの?」と心配されたが、これで4校の筆記試験通過できたので意外と大丈夫だったのだと思う。例えば、土曜日に試験があるときは木曜日に夜行で出発、金曜日の朝から現地のカフェなどで勉強した。

 

  • 進学先と進学先を選んだ理由

私は受験1年目で奇跡的に秋田大学のみから追加合格を頂いた。2年目は国立大医学部の編入に加え、学費の安い海外の医学部(フランス、ギリシャ、フィリピンなど)も考えていたが、以下の理由で秋田大学に進学することにした。

 

スーダン滞在中に出会った尊敬できる友人が秋田大学医学部医学科3年次に在籍していること、また、ロールモデルとする医師が秋田大学の卒業生であること。

秋田大学には日本で唯一の国際資源学部があり、アフリカ人留学生も多く、秋田にいながらアフリカ人と交流できるから。

秋田大学国際資源学部に、スーダン文化人類学専門の教授が在籍しており、その方の研究にも興味があるから。

④日本の大学だと学生ローンが比較的容易に申請できるから。

⑤日本に残ると言わなくても合格させてもらえたから。

等々。

 

  • 医学部編入を志したきっかけ・時期

在学中に1年間休学して中国とタイへ渡航した時に、貧富の差や医療格差に衝撃を受けて以来、恵まれた環境で育ってきた自分は何かできないかと考え続けていた。また、大学在学中に出会った途上国出身の国費留学生との交流を通し、世界の難民問題や紛争の現状を現場で見たいと思った。この抑えきれない思いを安全に実現できるのは、青年海外協力隊という制度を利用してスーダンに行くことだと思い、協力隊に応募。スーダンでは、滞在1年目くらいで僻地における衛生環境の悪さ、現地医師の知識や経験不足を目の当たりにしたこと、さらに私自身が感染症で苦しんだ時に救ってくれた在スーダン日本大使館の医務官の姿に感銘を受けたこと、これらのことがきっかけとなり、医学部編入を志した。

 

  • 予備校を利用した理由・受講内容

2016年10月にスーダンから帰国し、11月頃に通信で生命科学の完成と実戦を単科購入。東大卒の生物系学部出身で、筑波大学に編入した知り合いが、「僕はKALSの回し者ではないが、生物系の勉強経験がなければ、生命科学だけは取ったほうがいい、でないと周りと差がつけれちゃうよ?」と言われ、帰国後にKALSの説明会等には一度も参加せず受講を即決。テストゼミと各大学の過去問対策などは購入したものの、テキストとワークで精一杯でまともに触れることはできなかった。

 

  • 志望校を選んだ理由・時期

経歴で勝負できる書類審査がある大学、TOEFL iBTのスコア(81)が使える大学、生命科学(完成と実戦)と英語を武器として戦える大学を調べ、上記の受験校12校に決めた。初めの5校くらいは学士を経験するつもりで挑んだ。2月〜3月にはだいたい決めて、予算配分なども考えていた。

 

  • 入試までに勉強した科目
  • 生命科学(完成テキストとワーク、実戦テキストとワーク、要項集)
  • 英語(文法や構文和訳の市販の参考書、Natureや過去問等の全訳作りなど)
  • TOEIC(公式問題集など。TOEICは色々対策本が出ているので省略。)
  • TOEFL iBT(以下に詳しく記述)

 

  • 得意科目・不得意科目

受験自体に苦手意識があり、圧倒的に得意という科目はなかった。不得意科目は、特に生命科学だった。これまで生物という科目にまともに触れることはなかった。大学で1番成績が悪かったのも「生物学」で、授業を受けた記憶は既に消えていたが、成績証明書には書いてあったので、受けていたらしい。(←この程度。。。面接では全く突っ込まれずホッとした。。。)

 

  • 各科目の勉強方法

生命科学

短期間で集中し、テキスト等をひたすら繰り返したと思う。生命科学のテキストは完成も実戦も7周以上、ワークなど約3〜4周以上した。小テストも全てプリントして、ファイリングした。小テストは質が良く、試験前は基礎事項を確認するために非常に有効だった。要項集は人によって合う、合わないが分かれる気がした。ある受験者は3校最終合格したが、要項集は資料集程度にしか使っていないと言っていた。ある受験者は要項集を毎日読み込むことが合格に繋がったと言っていた。私はほぼ全てのページを読み、記述式の筆記対策のために利用した。特に、巻末の記述式対策の項は何度も読み返した。

 

私は金銭的に余裕がなく、新宿校まで行く時間とお金を出来る限り節約したかったため、わからないところは卒業した大学の生物系の先生にメールで、また、直接聞きに行った(実家から近かったので)。更に、学部や大学院の授業にも出席させてもらった。わからない時に出来る限り正確な答えを、時間かけて教えてくれる人がいる、という安心感が私にとって最終合格に繋がったと思う。一時期、KALSの通学生と勉強会などをやったこともあったが、生物分野の素人同士であったため、議論も曖昧なままになることや、間違ったまま覚えてしまうこともあった。総合大学出身者なら教養科目の生物系の先生もいると思う。自分の夢や事情を丁寧に説明し、納得してもらえれば、協力してくれるのではないだろうか。

 

また、疑問点は様々な成書で調べていた。一冊だけでは不安ではあったが、数冊で調べ、それらを比べることで、色々なことと関連付けることができ、体系的に覚えられるようになった。成書で理解した上で、ネットの情報を見たり、知恵袋を使ったりすることも有効だと思った。特に、基礎的な生物の知識が抜けていたので、市販の高校生物の参考書に加え、動画サイトの無料講義「トライイット」を利用した。あまりにも役立ち過ぎて、合格後メールで感謝の意を伝えた。

 

英語

医療系の単語の暗記、日本語をわかりやすく書く訓練は特に苦労した。わかりやすい日本語で書く訓練として、近くにいる人(家族、友人、先生)に見てもらう、自分で声を出して読む、ボイスレコーダーに録音して一読了解性になっているか確認する等はしてみた。また、試験直前は時間を計って過去問を解いた。それ以外はほとんど生命科学に時間を費やした。

 

TOEFL iBT (3月頃に81点(R20 L21 W20 S20)を取得)

2016年10月の時点で最高スコアは60台、そこから以下のように勉強して2017年3月に81台に伸ばした。帰国子女ではないし、英語が得意なわけではない。ただ、学士では何かと便利なTOEFLのスコアを、なんとか80点台に伸ばしたかったので、既に100点を持っている友人に勉強法などを聞いた。TOEFL対策法についてあまり書かれている体験記がなかった気がするので、私が実行した方法を詳しめに書きたい。100点台いる学士受験者の中で、私のスコア81点は威張れる点数ではないが、低すぎる点数でもないとは思う。(弘前はこのスコアだけで筆記通過したようなものだと思っている。)

 

リーディング

単語が難しいので、「TOEFLテスト3800」のRANK3まで暗記する。その際に、できれば毎日RANK1〜RANK3を耳で聞いて真似して発音することが、記憶効率が良かった気がした。あまり無理して暗記しようとすると自分はすぐ眠たくなってしまった。あとはひたすら「Official TOEFL iBT Tests」を解いた。リーディングは3題で計60分だったと思うが、毎日20分1題だけでも良いと思った。英語が苦手な人は、量をこなすより1題1題の文章の解答の根拠となる部分を正確に理解して、その経験を積み重ねることが大事だと思った。形式に慣れた後、「文法が弱い」、「単語が弱い」とか「読解が弱い」など感じたら、そこに特化した市販の受験用問題集で補った。例えば、文法ではForestなど、長文読解ではTOEFLのリーディング270等も有用だったと個人的には思う。

 

リスニング

これも相当苦労した。なにせ会話や講義が長く、途中で集中力が切れることが多々あった。その理由は聞き取りが上手く出来ていないからだと感じ、焦らず同じ問題を繰り返しシャドウイングすることにした。そうすることで、どこの部分が問われるのか、などのポイントが分かるようになった気がして、その結果安定して20点台に乗るようになった。多くの問題を解くより、1題にじっくり向き合う姿勢が大事だと思った。70点台から100点台に短期間で上げた知り合いは、英語字幕なしで無料のコメディー映画を、毎日20分くらい見ていたとか。

 

 

ライティング

これもかな〜り苦労した。これは一人では厳しいと思い、月2万円で何回か添削してくれる謎のアメリカ人Jackのサービスを利用した。この人の評判は口コミだけで広がっており、私の友人は20点台から25点台に上がったと言っていたので私も使ってみた。が、正直失敗だった。アドバイスも英語でよく理解できず1ヶ月くらいで止めた。ただ、彼が教えてくれた型通りに書けば20点は行くことがわかった。ここだけの話、ライティングは型を覚えれば、20点台は取れると気もした。色々なウェブサイトに型は乗っているので調べるといいと思う。あとは、市販のTOEFLライティング教材も有用である。パート2では、とにかく型を暗記して、適当なストーリーを短時間で論理的に展開できる訓練は必要だと思った。私はそれがなかなかできなかったが、市販のライティング教材の回答を覚えていくことでなんとかした気がする。

 

スピーキング

これも非常に苦労した。私は知り合い(上記の筑波学士の人)の薦めでフィリピン英語のレアジョブという格安英会話サービスを利用して対策した。レアジョブは講師陣の質に差があるので、良い講師を選べるようになれば、有用だと私は思った。今はいるかわからないが、Rodneyという男性講師は私には良かった。彼はレアジョブが提供しているTOEFLスピーキング教材以外の教材を、自分で持っており、スピーキングの全パートを訓練することが出来る。また、彼は結構細かい表現までしつこすぎるほど指摘してくれるので、私にとっては学ぶことが多かった。

 

その他注意点:

都心寄り以外の人は、TOEFL受験会場について注意する必要がある。基本的には都市部でしか受験できないので、遠方の方は泊まりで受験することにもなりかねない。また、都市部に住んでいても申込みがギリギリになればなるほど、遠方での受験になる可能性もある。なので、TOEFL iBTは時間も費用もかかるので、安易に対策することは薦めないが、やるならば計画的に受験をした方がいいと個人的には思った。

 

  • KALSの実力テスト、公開模試の目標設定、成績について

酷いものだった。担当講師からの講評で「この点数台では今年の合格は無理です」という言葉に傷ついた事もあったが、負けず嫌いの私は逆に燃えた。以下、その酷すぎる結果を恥承知で示す。個人の意見であるが、1番言いたいことは、偏差値40台でも実力テストや模試の結果はあまり気にせず、余裕がなければ無理して模試や実力テストの復習しないこと。こう思えた理由としては、過去の体験記から、①偏差値が60以上でも最終合格していない人がいる、②逆に偏差値40台でも最終合格している人がいた、ことに因る。模試の結果は悪いが、私は120分生命科学のみの金沢と鳥取の筆記では、手応えを感じ通過できた。まずは講義内容、テキストやワークを完璧にすることが大事、ということだと個人的には思った。

 

 

第1回 公開模試

2科目型(英語得点×2 + 生命科学得点)

科目

英語

生命科学

2科目総合

得点

110

54

164

偏差値

59.9

47.1

54.0

平均点

81.6

63.1

144.7

順位

34 / 241

142 / 241

83

(第一回公開模試の英語の結果は何かの間違いではないかと思っている。)

 

第2回 公開模試(マーク式、生命科学のみ)

科目

満点

得点

得点率

偏差値

順位

受験者数

平均点

最高点

最低点

生物

100

46

46.0

49.9

97

209

46.3

86

10

 

第3回 公開模試

2科目型

科目

英語

生命科学

2科目総合

得点

60

73

133

偏差値

46.2

51.4

48.3

平均点

71.9

69.4

141.3

順位

77/237

105/237

139/237

 

 

 

 

  • 不得意科目攻略のために特に工夫したこと

不得意科目以前の問題で、「受験」という日本の一大イベントがそもそも不慣れだった。また、性格的に落ち着きがないので、机に座って長時間勉強する癖があまりなく、集中力も30分くらいしか持たないため、医学部進学には向かないのではと思った。なんとか改善したいと思い、勉強法や集中力を上げるための方法などを、様々な本や動画サイトのコンテンツで見て、謙虚に実行して自分に合う勉強スタイルを工夫した。特に、京大卒の篠原さんという方の動画チャンネルは参考になった。

 

  • おすすめの図書

色々買ったが、結局編入に使えそうだと実感できたものだけ載せる。

 

高校生物の定着に利用

田部の生物基礎をはじめからていねいに、生物基礎問題精講、生物標準問題精講、リードLight生物基礎、リードLight生物、らくらくマスター生物基礎・生物大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法、大森徹の生物遺伝問題の解法、大森徹の生物記述・論述問題の解法、体系生物、医学部編入への生命科学演習(←KALS教材に飽きたころにテスト的に利用、同じ問題もあるのでそこは省略、全部で2周くらいした)

 

辞書的に利用

シンプル生化学、シンプル生理学、エッセンシャル細胞生物学(図は特に有用だった)、はじめの一歩イラスト生理学、理解しやすい生物、

 

英語の教材

  • 最新 医歯薬系入試によくでる英単語600、船岡 富有子

(医学部一般入試の英文も載っており、英文と一緒に単語を覚えられる点が私には役立った。また、論文の読み方解説などもあり、学べることが多い単語帳だと思った。)

  • 医学部編入への英語(巻末の単語集は質が高い、また「学士試験の英語の特徴

と勉強法」という序文は参考になった。)

  • KALS医療単語(無料で配布される冊子、単語の羅列であるが、役に立った)
  • KALSでコピーできる過去問
  • 実力テスト(英語を取ってなくても受けられた。解説講義なども全て聞けたので、解答根拠の探し方や高評価と低評価の答案の比較、何が違うのかなど解説も充実しており、私には非常に役に立った。)
  • Natureなどの医療系の記事の翻訳(短めの記事をプリントアウト、ノートに貼り付け、単語等を書き出し、全訳も作成した。途中で挫折したことも多々。。。)

 

TOEFL iBT

  • Offical TOEFL iBT Tests Volume 1(結構高いです)
  • Offical TOEFL iBT Tests Volume 2』(結構高いので1だけでも良いかもです)
  • TOEFLテスト大戦略シリーズのほぼ全種類。苦手分野のみ利用。
  • メールベースのライティング添削サービス(月2万で15回くらい添削)
  • 総合英語Forest解いてトレーニング(文法事項確認のために利用)
  • 日本語の作文技術(本田勝一著)(日本文が崩壊していた私には有用だった)

 

  • 1日の勉強時間

平日

05:45        起床

06:15〜8:15  朝型の生活リズムにするため清掃アルバイト(週5日)

08:15〜9:00  だらだら

09:00〜21:00 勉強時間(適宜休憩を入れる)

21:00〜23:00 食事や入浴、運動など

23:00〜      就寝

(筆記試験を通過後、面接準備などに追われ、このリズムは崩壊した。)

一時期不眠症気味、そして昼間に眠くなる状態が続いた。原因は気分転換のためにお笑い動画を寝る前に見続けたせい?と思われたが、止めてもあまり改善されず苦しんだ。夜には市販の睡眠導入剤、朝にはカフェイン錠剤を摂取するという生活も続いてしまった。原因は自分が本当に受かるのかという不安や、日本の医学部で良いのか、という迷いからくるストレスだと思った。改善策は深呼吸や瞑想、一度落ち着いて将来のキャリアを考えたり、人に相談に乗ってもらったりすること、ロールモデルとする人の本や動画などを見ることだった。

 

  • 家族の反応

受験には適さない家庭環境(夫婦ケンカが絶えない両親)であったために、出来る限り距離を保って勉強していた。特に、家族が「お前なんか医者向いてないのでは?」などとネガティブキャンペーンを実施したときは、精神的に堪えた。ただ、最終的には応援してもらった。実家などで集中できないと思ったときは無理せず、環境を変えることも大事なのだと学んだ。

 

  • スランプの有無とスランプ克服法

筆記試験が通過しない時期は毎日スランプに陥り、悶々と無駄な時間を過ごした。基本一人で勉強していたので、始めは相談できる相手もおらず、不安ばかりが募り、結局スランプの克服法は私には見つからなかった。逆に、自分もこんなに弱い人間なのだ、と知ることができ、新たな自分発見に喜びを感じ、割り切っていた。ただ、受かったらスーダンに帰りたいとの思いは強かったのと、医師になる意思は石より硬い、というくだらない冗談を言ったりすることで、自分を鼓舞していた。

 

  • 医学部へ編入するにあたっての抱負

私には、世界の様々な人種が集まる国際的な機関やNGOなどで、病気で苦しむ人を、自分の手で一人ひとり救える医師になる、という夢がある。しかし、まず日々の学業に専念し、しっかり専門性を高めること、さらに、前の大学で借りた学生ローンの返済などもあるので、地に足をつけた人生を歩みたい。

 

  • これから医学部編入を目指す方へのメッセージ

私のような少し変わった経歴(電気通信大学の夜間コース(卒業証上の区別はないので敢えて言わなかった) → 青年海外協力隊(スーダン2年間)でも、書類審査のある出願校(岡山、大分、秋田、金沢)は全て書類通過した。もともと勉強があまり得意でなく、受験もあまり得意でない人間でも、本気になれば約8ヶ月で生命科学の筆記試験(鳥取、金沢、秋田)に受かるようになった。スーダンの暑さで頭が焼けてしまったせいもあり、正直私以上に記憶力や学力レベルの低い人はいないのではないか、と思うくらいレベルの低い状態からのスタートだった。でも、医学部受験は医師になるための通過点に過ぎないと思っていたし、諦める気持ちは毛頭なかった。周りの人に色々言われたこともあったが、最後は自分を信じて努力を続けて良かったと思った。 

  • 最後に

秋田ではアフリカ人との交流会やスーダン文化人類学者との議論など、色々やりたいことがありますが、まずはしっかり医学部の授業についていくことから始めたいと思います。医学部進学の実現のために、多くの人に支えてもらったことへの感謝を、この場を借りてお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。医学部受験は人生を大きく左右すると思うので、気軽に応援したり薦めたりしないつもりですが、後に続く皆さんのために何かお力になれたと思い、この度長々と書かせていただきました。「0.はじめに」の繰り返しになりますが、この体験記が大多数の方に参考になるとは到底思いません。ただ、少しでも誰かの役に立てれば嬉しい限りです。長々と稚拙な文をお読み頂き、ありがとうございました。